【美人セレクション】初心者必見！｜ドールコミュニティ入門ガイド｜綿人形とは？

応援グッズから「育児のように扱う」まで

綿人形（わたにんぎょう）とは、主要部分を綿で作られた人形の総称で、その起源はアイドル文化が盛んな韓国に遡ります。芸能事務所がタレントのイメージをデフォルメ化し、10～20センチ程度のサイズで制作した公式グッズとして、ファンコミュニティ内で流通したのが始まりです。

その後、アイドルファンの間で爆発的に普及。ファンが独自にアイドルをモチーフに手作りするケースも増加し、応援グッズとしての用途に加え、コレクション用のアイドルグッズとしても定着しました。

中国国内での急速な発展に伴い、特定のアイドルに紐付けられない「無属性綿人形」や「人形用衣装」の需要が急増。多くのオーナーが綿人形の着せ替えやおしゃれを楽しむようになったことから、専門の衣装アイテム「人形用衣装」が自然発生的に生まれるに至ったのです。

若い世代がなんで綿ぬい（ぬいぐるみ）にハマってるの？

属性ありのぬいは、やっぱりアイドルオタ文化の延長って感じ。アイドルをモデルにしたぬいは、まるでその人の分身みたいで、ファンの気持ちを投影しやすいんだよね。

でも、DIYで作る属性なしのぬいは、育てる楽しさとか癒しを求めてる人が多いかも。

「萌え」って、好きとかトキメキとか、もうめっちゃ感情が動くものに対して使う言葉なんだよね。

オーストリアの動物学者コンラート・ローレンツが「幼形成熟（ネオテニー）」って考え方を出してて、人間って本能的に赤ちゃんっぽい見た目のものが好きなんだって。たとえば、大きな目とか、まんまるの頭とか、短い鼻とか。だから赤ちゃんや子猫、子犬が自然と可愛いって思えるのも納得だよね。
ぬいぐるみも同じで、幼い特徴があるとめっちゃカワイイし、萌え要素たっぷりで心くすぐられるんだよね。

それに、「萌え」って実はメンタルに効くんだよ。心理学的にも、攻撃性がなくて、ふわっと優しい感じのものって、心を落ち着かせたり、癒されたりするらしい。そういうのが、孤独感とかモヤモヤした気持ちを和らげてくれるんだって。

Z世代の若者たちにとって、ぬいを「我が子」みたいに育てるのって、『星の王子さま』で王子がバラに向けた愛情とすごく似てるんだよね。王子はバラのために風よけ立てたり、ガラスのドームかぶせたり、毛虫取ったり、文句聞いてあげたりして、時間も心もめっちゃ使ってた。

それと同じで、ぬいを育ててる子たちも、自分のぬいに服を買ったり、着せ替えしたり、悩み事を話しかけたり、一緒に旅行したり、海底撈（ハイディラオ）で誕生日お祝いしたりしてるの！

王子にとってのバラが唯一無二だったように、「ぬいママ」にとってのぬいも世界に一つだけの存在。
だから、ニュースで「ぬい連れて海底撈行った若者」って話見て、「え、なにそれ？」って思うのは分かるけど、バカにしたり、否定するのはちょっと違うかもね。

他のサブカル系グッズってけっこうお値段高めだったりするけど、ぬいは割とお手頃なのも人気の理由のひとつだよね。

属性なしのぬいなら、だいたい数十元（日本円で言うと千円前後）くらいで買えるし。もちろん服（ぬい服）はちょっと高いこともあるけど、「ぬいママ」たちは布を買って自分でチクチクDIYするのも楽しみの一つなんだって。

こういう、気軽に始められて心が癒される感じが、ぬい文化がどんどん広がってる理由なのかも。